麒麟の翼を観る

cosmos222013-01-11

今週は東野圭吾原作の『麒麟の翼』を三回観てしまいました。
たぶんこの映画の内容は私の琴線に触れてしまったのでしょうか。
それともイケメン俳優の阿部寛の顔に魅かれているせいでしょうか…(笑)。

とにかく何度も観てしまっています。

大人が子供達の将来の事を思い、ある出来事を隠ぺいする。
それはなかったことにしてしまう。
その結果、その子供たちがその先も、そのことでずっと苦しむことになってしまった。


物語の中で、刑事役の阿部寛が事件に関わる数学教師に告げるのです。
『中学の数学の公式を覚えるといろいろな問題が解けるようになる。
ところが、最初に間違えたことを覚えると、何度でも同じ間違いをおかしてしまう。
子供たちが正しい公式を覚えられるよう指導してあげてください。』


『過ちを犯しても隠せばどうにかなる…』という教育を、過去に大人が子供たちにしてしまったから、子供たちは真実から逃げてしまい罪を犯してしまう。

この話はある意味今の社会を描いた作品だと思います。
そして、これでいいのかという疑問を自分にも投げかけられるものにも感じます。


『勇気をもて』
『真実から逃げるな』
そして、『自分が正しいと信じたものをやれ!』と、本当は子供に伝えたかった、父親からの最後のメッセージに共感しました。