あいにくの雨

cosmos222015-03-20







ここのところ「なんだかなぁ」と思う出来事が続いたり睡眠不足の日々が続いたりしていたので願掛けへ行こうと思いつきました。
以前から訪ねてみたかった東京文京区の根津神社へ気分転換に出かけてみました。
根津神社の鳥居をくぐると意外に敷地が広く、小さな池と奥には色鮮やかな本殿と千本鳥居が緩やかなカーブで並んでいました。
平日で小雨模様でしたので境内の中は人も少なめで静かでした。
お参りをすませ、これからどうしようかと地図を眺めると近くに東京大学が載っていたので建物を眺めにゆこうと思いつきました。
そこから坂を上って少し歩いてゆくとそれらしき建物が現れました。
敷地周辺をぐるぐる歩いてみましたが赤門と安田講堂がどこにあるのか見つけることはできませんでした。
次回来たときには見つけます!(笑)

随分と道に迷いましたが根津駅周辺に戻りました。
この界隈は下町で昔ながらの古い家、新しいモダンな店、個性的な趣の店があり意外と面白そうです。歩き疲れたので喫茶店を見つけて入りました。
店の中はジャズの曲が流れていて昭和の面影を少し残したこじんまりとしたスナックのような造り、壁には額に入った猫の絵がいくつも飾ってあり、ご夫婦と三毛猫が出迎えてくれました。
店の奥に賑やかに会話をしている70代前半のカップルと独りで静かにビールを飲みながら新聞を広げて読んでいる70代の男性。独りで黙々と食事をしている80代の男性。カウンター越しで楽しそうにママさんに話しかけている賑やかな70代の女性…。たぶん皆さんそれぞれがここの常連客じゃないかと感じました。
私が席に着いてから一人二人と店を出てゆき、また常連客らしい70代の
カップルが入ってきました。
私はそこで前日購入した小説『紙の月 著・角田光代』を読むつもりで鞄から出していましたが結局開かず…。
店の御主人に日暮里駅までの道を尋ねたりこの町のことを聞いてみたりと何気ない話をふると気さくに答えてくれました。

結局のところ30分ぐらいはいたのかな…。