いけばな小原流を教わる その3

cosmos222015-12-23


今日は小原流の教授の資格を持っている友人を我が家に招き、いけばなのお稽古(二回目)を行っていただきました。
前回11月のお稽古はとりあえず「お試し」ということでしたので、お花代五百円だけ渡しましたが、今回からは本格的に受講ということで、お花代+彼女の自宅からうちまでの往復交通費を支払いました。
友人なのでそれ以上はいらないと言ってくれていますが「一番最初のお免状が取れたらどっかでお酒を御馳走してよね!」と、会うたびに言われています(笑)。
「お花代」といっても顔なじみの花屋で安価なものを選んで購入してきてくれるので助かります。
今日は年末ということで「正月花」の「たてるかたち」を教えて頂きました。
花の教材として「松2本、千両1本、菊白1本、黄2本」合計1344円。
まずは松の枝についている松ヤニ(触るとベタベタしている)を濡れた雑巾で軽く拭き落とし菊の小葉をむしりました。このひと手間をかけることで随分と見栄えがよくなるそうです。
そして前回と同じように最初は私が好きなように生けていいと言われたので、好きなように枝をザクザクと切り落としアレンジしましたが…。

まず評価。
全体として「たてるかたち」になっていない、ということです。
下が少しボリュウムがつきすぎて華やかすぎ。横に広がりすぎている。
小原流の「たてるかたち」というものはもう少しスッキリとシンプルに。
これでは盛り花、プラスの花になっている、とのこと。

そして手直しをして頂きました。


彼女は私が菊と千両をここまで短くするとは思っていなかったと言います。
正月花は少し華やかさを出すため少し長めのほうがよい、とのこと。
後日、長い菊を買ってやり直せばいいとのこと…。
菊は花の向きに気をつけること。花がお辞儀をしないように角度を気にすることだそうです。

千両は赤色の力が強い花ので長短所々に散ばしたほうがカッコが良いとのこと。
私が全部短く切ってしまったので残った菊の茎に千両を刺しこみそれなりの長さにして生け誤魔化してくれました。すごい裏技です。


そして、こんなかんじになりました。
ひとつとして同じ背丈のものをおかないように、一列にシンプルにピタッとなる形にするそうです。
素敵に仕上げて頂きました。